11月14日(水)の2018年度「青天白雲塾」最終回では、企業ごとにチームを組んで練り上げてきた「我が社が創造したい未来像」の発表を行いました。当日は派遣企業各社の経営層の方、受講者の上司の方、人事部門の方など70名余りを来賓にお迎えし、盛大な会となりました。

発表をお聞きのうえ受講者と議論していただいた来賓の方からは、受講者に対し「情熱を感じられた」「リーダーとしてふさわしい考え方、ふるまいになった」などのお声をいただきました。受講者の皆様からは「会社の現状と未来について考える良い機会となった」「自分たちが成長したことがわかった」などの感想をいただき、リベラルアーツの学びを通じた講座の締めくくりに充実感を持っていただいた様子が伺えました。

講座期間中、忙しい業務の間を縫っての読書、ディスカッション及びフィールドワークで学びを深められた受講者の皆様に敬意を表しますとともに、ご派遣企業の皆様のご理解、ご協力に深く感謝を申し上げる次第でございます。
(尾形雅子)

~受講生の声~

「カリキュラムそのものについて、非常によく考えられたものであると思った。宗教、哲学、歴史、AI等、一見それぞれ独立したテーマのように見えて、実際には全てが有機的に絡み合うことで、その理解が深まる場面が何度もあった。これは、課題図書を精読し、何度もチーム内で議論を交わし、知識の習得だけではなく、もう一歩深いところまで理解を深めた結果である。
 他社とのチーム活動も非常に有益であった。年齢や性別、国籍も社会人としてのバックグラウンドも異なる人達と喧々諤々の議論を行い、一つの結論を導く作業は、大変刺激的であり、ハッとさせられることの連続であった。チームのメンバとは、塾で学んだテーマだけではなく時事問題、最近読んだ本など、多岐に渡る建設的な話をすることができ、「社外の人脈」という言葉では言い表せられない程、濃密で一生モノの関係を構築できたと考えている。
 青天白雲塾が今後の人生を変えてくれるきっかけにもなったことは間違いない。青天白雲塾とこのタイミングで出会うことができて良かった。」
[総合電機]

「一般的には、「高い」視座に立つというように物事の俯瞰する能力を表現しますが、今回の講座を通して学び獲得したのは、「深い」視座です。物事を多面的、俯瞰的に捉えることはもちろん重要ですが、それでは見えている視野を広げ、物事を真に理解するには不十分です。我々を取り囲む様々な課題・事象には、現在の有り様からは分からない過去の成り立ちが根底にあり、さまざまな関連性や連続性を知ることで、事象と事象、人と人の境界線や一体性が明らかになっていきます。一見異なるように見えるものが、奥深くではつながっていたり、そうした気付きを得るには、視座の「高さ」ではなく「深さ」が必要です。このように深い次元で物事を捉えることにより、現在の有り様をより正確に理解することができ、延長線上にある未来を志向することができる、この気付きを得られたのは、私の人生にとって貴重な経験でした。」
[製造卸売]