青天白雲塾

青天白雲塾

対象

大手企業 経営幹部を嘱望されているミドルマネジメント層のみなさま。

目的

数百年単位で歴史を見わたすと、現在が大きな転換点に立っていることが見えてきます。
あらゆる分野における自然科学の制覇、主権国家を凌駕するようなプラットフォーマーの出現、期待と不安の源泉である人工知能(AI)の台頭、近代の理念(自由・平等・友愛)の無効を宣告するような権威主義国家の出現、先進国で進む民主主義の自信喪失とポピュリズム、そして主権国家と国際関係の理念を破壊する侵略戦争。
世界と日本と自社の今後を領導する存在になると期待されているみなさまに、自己啓発的な通り一遍の知識・教養を超えて、文明の根源的な課題をリベラルアーツ(人文知)から汲みとり、危機を打開する知的資源を整えていただきます。

特徴

リベラルアーツ(人文知)の広大な沃野から、哲学・思想・歴史・宗教・政治思想・人類学・社会学・日本文化論・デザイン等の、第一線・現役研究者をお招きし、講義をお願いします。
そもそも「なぜ」「何を」「いかに」学ぶかを理解し、人文知を実践知につなげる力を養います。
単なる講義聴講ではなく、受講生には主体的な参画を求め、講座ごとに指定する「課題図書」の精読を求めます。
課題図書に準拠した「事前課題」に対するレポート等をご提出いただきます。すべてのレポートにはコメントを添え、添削を施し、受講生にフィードバックします。
異業種混成チームを編成し、チーム単位の討議・発表をお願いします。また、個人単位の発表および個人指導もプログラムに織り込みます。

2024年度 募集概要
研修期間 2024年6月~12月のうち、約7か月
(講座日数10日程度 / 基本的に平日の10時から17時)
受講対象 大手企業 経営幹部を嘱望されているミドルマネジメント層のみなさま
各社4名以上~8名以内。定員は40名程度
申込受付期間 第一次募集締め切り・・・2024年2月末日
第二次募集締め切り・・・2024年3月末日

〈青天白雲塾〉2022年度公開講座のご紹介
資本主義が贈与・分配に出会うとき──小川さやか先生をお迎えして

ご派遣企業の人事部等のみなさまにも参加いただいた、「公開講座」の概要をご紹介します。2022年度は「インフォーマル経済」の実態と可能性を探りました。講師は、文化人類学者の小川さやか先生(立命館大学先端総合学術研究科教授)です。
私たちがよく知る「資本主義経済」のそこここに、想像を超えた別様の「経済」、あるいは「相互扶助的・互恵的な人間関係」が張りめぐらされていることに気づかされました。
「資本主義経済に対抗する地点に、贈与経済あるいは分配の仕組みを構想するのではなく、贈与経済や分配経済が潜在的に持っている負の側面を資本主義経済によって動かしていくヒントが隠されている」とのご指摘は、リベラルアーツの成果を私たちの社会にひきつけて考える重要性を提起くださいました。
また、先生のおっしゃる「モノやサービス、情報がそのとき必要な誰かに自然に回るシステム、誰かに過度な負い目や権威を付与することなく回っていく分配システムが市場経済の只中に形成されていくこと」への期待は、来賓のみなさまおよび受講生にたしかに届いた、と感じております。

公開講座を見学いただいたご来賓からのレビューをご紹介します。

本当に面白い講義・内容だと感じました。研修としても、個人的にも大変魅力的ですし、インフォーマル経済や余裕、「ついで」を重視する考え方には、違和感もありましたが、違うからこその面白さを感じました。講師の引き出しがとても多く、講義を堪能しました。ただ、対話(質疑応答でなく、受講生同士のやりとり)があると、さらに多様な見解の共有ができたでしょう。本講座をきっかけとした受講生の変化を期待しますし、人類学的な視点でビジネス・組織を考えていきたいと思いました。(製造業)

ご講義を非常に興味深く拝聴いたしました。マックス・ウェーバー「資本主義の精神」は西洋地域に特殊である、と論じられていたことを思い起こしました。資本主義を唯一視するのではなく、相対化し補完する経済システム、人々のあり方をセットで捉えられる良い機会となりました。欲を言えば、これまでの講座、これからの講座のテーマとの関連を考えられる仕組み(課題)があっても良いかと感じました。(エネルギー関連)

「青天白雲塾」は従来、思想・哲学・宗教を主な題材にしていましたが、今回、社会学や人類学を題材にし、時代性に合っていて良いな、と思いました。通常のビジネスの世界で「当たり前」と思っていたことや、考えてもみなかったこと、また、「常識」をあらためて捉え直す、というのは非常に良い経験だと思います。(ITサービス)

小川さやか
講師プロフィール:小川さやか(おがわ・さやか)

1978年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専門は文化人類学、アフリカ研究。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程指導認定退学。博士(地域研究)。主な著書に、『都市を生きぬくための狡知─タンザニアの零細商人マチンガの民族誌』(世界思想社、サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学─もう一つの資本主義経済』(光文社新書)、『チョンキンマンションのボスは知っている─アングラ経済の人類学』(春秋社、第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)他。

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