経営者は、価値創造や課題解決に向けて「知的好奇心」や「摩擦」への耐性が求められる。
不識塾で、高度にバランスされた北欧型民主主義に行き着くまでには宗教改革をはじめとしたヨーロッパの歴史が密接に絡んでいることを学び、進行中であったデンマークにおける新規事業への取り組みが立体化された。
また米英とも日本とも異なるドイツのコーポレートガバナンス研究では、正解のない中で各企業の幹部が遠慮せずに議論することにより、企業統治のあり方に関する知識や考え方を成熟させていった。
ビジネスとリベラルアーツの融合には、自ら考えて異論をぶつけ合い受け入れるプロセスが重要となる。不識塾はその唯一無二の場である。
(2023年8月ご寄稿)