ANAグループは、お客様満足と価値創造で世界のリーディングエアライングループとなることを目指しています。不識塾の学びを経て最も強く思うことは、「世界」を舞台にした日本の役割、発信すべきこと、貢献すべきことを考え、各国が共存共栄できる提案力・調整力を持つ真のグローバル企業に発展させることです。
それには、多種多様な文化、価値観を受容し、それを自社の強みに昇華させていくだけの懐の深さが必要です。それを可能にするのは、時代の変化に対応できる新しい企業文化、価値(商品・サービス・財)を創造できる能力の開発しかないのだと思いますが、そのような能力のかなりの部分は、リベラルアーツにより鍛錬できると確信しました。
人は人によって磨かれる。10ヶ月間の「知的格闘」は、自己の未熟さと未来に向かって必要なコト・モノの発見に繋がりました。そして、今後もこのネットワークを大切に、活力を産み出す会社運営、世界に貢献する航空会社グループを目指したいと思います。
(2014.10 寄稿)