企業人である私たちは常に何らかの意図をもって活動しています。しかし、活動が本当に意味するところを理解しているか、となると少々疑わしい。身過ぎ世過ぎとは言え、日々の活動(私たちがプロジェクトとして世界に投げかける営為)が一体どんな意義を持ち、どんな影響を揮っているかを正確に把握することは困難なのです。歴史的・地理的・文化的な視点を複数用意し、全体を俯瞰できる場所に立って、自らの活動を対自化すること。こうした内省と点検は、現在のような大変革の時代にあっては死活的に重要です。「青天白雲塾」では、言葉を正しく理解し使用することに加え、日々生起する多数の出来事や問題を多面的に受け止める思考訓練がなされます。今を生きる企業人に必須の素養でしょう。今年も、受講生がへとへとだと言いながらも、逆に元気になって帰って来ることを期待しています。