技術の世界で生きてきた自分にとって、この講座はまるで別世界に飛び込んだような緊張と刺激の連続で、視野を広げるきっかけを与えてくれました。この講座はけっしてビジネスに直結したハウツーを教えてくれるものではありません。著作でしかお目にかかれなかった一流の講師陣の肉声にふれ、同期の仲間との議論を繰り返し、また、自ら企画し実地調査することを通して、物事を多面的に捉えて考えることの重要さを体感する場です。
この講座を卒業してから6年あまりが立ちましたが、世界は激しく変化しています。まだまだわからないことが多く、自分の未熟さを思い知らされる日々ですが、この講座での経験を活かし、問題の本質は何か、自分の立ち位置をどこに置くかを考えながら、「なぜ」と自問を繰り返すことが、自分の幅や深さにつながっていくことを確信しています。
(2012.10 寄稿)