私が不識塾を受講したのは、出光興産と昭和シェル石油が統合協議を進めている頃でした。
当時は、これまでの生い立ちや企業文化の異なる統合であるとして「水と油」とも言われておりましたが、私は、社員のベクトルを揃えていくための一つのヒントを「現代社会の課題を俯瞰的に捉えつつ、日本文化の神髄や日本企業の競争力の源泉を考え抜く」といった不識塾での学びから得ることができたと思っております。
“全社員で、経営ビジョンに掲げている「日本発のエネルギー共創企業」に魂を込めていきたい”
不識塾での経験は、そういう覚悟を抱かせてくれました。
(2019年9月ご寄稿)