2018年度「青天白雲塾」第3回目 日本思想史講座(7月11日)

講師
菅野 覚明 氏 東京大学名誉教授・皇學館大学教授

 7月11日(水)、東京大学名誉教授で皇學館大学教授の菅野覚明先生をお招きし、2018年度「青天白雲塾」第3回目の講座「『日本』をつくりあげたものは何か」を実施しました。
この日の講座では、8月上旬に行われるフィールドワーク調査(テーマ「明治維新~藩・地域が維新に与えた影響」)に向けて受講者各チームによる仮説の発表と、菅野先生の講義「武士の思想と維新の原動力」が行われました。受講者の皆様は、仮説構築の段階で既に担当の藩への思い入れたっぷりとなったご様子です。菅野先生からは、自分の主体的な問題意識を掘り下げることが生きた調査につながること、そして大胆で素朴な調査結果発表を楽しみにしているとのお話があり、受講生の皆様にとって大きな励ましとなりました。また武士道について、現在広く知られている説とは異なる視点からのご講義は、今までの思い込みを見直す良い契機となったようです。
受講者の皆様はフィールドワーク調査を経て、8月28日(火)の調査結果発表に備えられます。発表会にはご参加各社様より来賓をお招きしており、受講者の皆様にとっては「青天白雲塾」でのこれまでの取組みの成果をご所属企業の方にお伝えする機会となります。

(尾形雅子)

 

~受講生の声~

「武士道という言葉の意味は、漠然と理解していたが、今回の講義で明治以降とその前で大きく意味が異なることが把握できた。歴史や思想に関しては、書き手の主観や勝者の目線などが入っており、偏った情報の可能性があるということが、今回も気づきになりました。正しい情報を得ることの大切さは、今後の仕事にも役立つと感じました。」
[小売]

「武士道について、自分がいかに無知であったかよくわかった。海外赴任前によく知っておくべきであったと反省した。特定の藩を中心に幕末~明治維新の流れを思想等から見ていくことで、出来事のつながりが少しずつ見えてきているように感じ、面白く課題に取り組めた。また研修チームのメンバーのこともよりわかってきて、お互い刺激して学んでいくプロセスが楽しい。引き続きフィールドワークに向けて理解を深めていきたい。」
[製造卸売業]

「武士道思想を現代の思想と照らし合わせると、無情に思えるが、当時の武士にとってはそれが当然のことであり、何ら違和感を覚えていなかったのだろう。将来の人が現代の思想に対して不思議に思うことと同じなのであろうと感じた。現代の思想は永久に続くものではないと感じながら、現代を生きる自分に客観的に現代を見る能力が欠けていると実感した。」
[総合電機]

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