塾・研修参加者の声

ビジネススクールでは体験できない自分との対話

赤木 和司
日本通運株式会社
東京オフィス・サービス支店
秋葉原物流センター事業所 営業課 開発係長
(2010年夏)
※ご所属・お役職はご寄稿当時のものです

「方程式を解くのではなく、正解のない問題に対して、誰もが納得のいく解答を導き出す」。今を取り巻く環境からすると、より実践的なカリキュラムだと思います。

欧州ではノーブレスオブリージという言葉があります。特別の権利を得ることのできる立場の人は、社会的責任があり、社会に貢献する義務があるという意味です。皆仕事を持ちながら、睡眠時間を削ってより質の高いレベルを目指し勉強し、授業では大いに議論し、涙ながらに発表資料を仕上げました。修了生であることを誇りに思い、しかし決して奢ることなく、「世界と日本を考える真のリーダー」を目指し、ひとりひとりが行動していくことが我々修了生の役割だと思います。

(2011.02 寄稿)

真のグローバル企業・・・国籍はTopconian

平野 聡 Satoshi HIRANO
株式会社トプコン
代表取締役社長 CEO
(2006年度受講・40歳代CEO育成講座5期生) 

1932年に光学精密機器メーカーとして誕生したTopcon(トプコン)はグローバル人材の適材適所を積極的に推進して来ました。その結果、今日海外事業会社トップの7割は日本人ではありません。この様な国籍を問わないグローバル人材の活用が功を奏し、近年の活力と著しい成長を支えています。

平成25年6月社長に就任し更なるグローバル人材の登用に注力していますが、一方で多様な文化や宗教観を背景に価値観を共有出来なくなり、企業が根無し草になることを危惧しています。これを避けるためには国境を越えた企業文化と自らが行動するぶれない価値観を創出し明確に定着させることが重要だと思います。

不識塾を通じてグローバル社会の底流にある宗教・歴史そして日本を含む多様な文化を深く学び理解したことは、その企業文化を進化させる上で大切な判断基準となっています。また異文化を持つ社員に説得出来る「言葉」を持てるようになったのもそこで学んだリベラル・アーツの力です。

もし当社社員が国籍を尋ねられたら「Topconian(トプコン人)です。」とハッキリ答えられる様な、国境を越えた共通の価値観を持つ、根を張った真のグローバル企業を目指したいと思います。

(2013.10 寄稿)

ヒトを動かすもの

丸岡 則之 Noriyuki MARUOKA
住友商事株式会社
理事 グローバル業務部長
(2003年度受講・40歳代CEO育成講座2期生) 

日本でも海外でもそうですが、ビジネスを興し、孵化し、拡大させるために必要なこと、それは自分が描くありたい姿に向け、社内と社外のヒトに動いて頂くこと。ビジネス・ライフは、そのための説明と説得の連続ではないでしょうか。

そして、ヒトに動いて頂くために肝要なこと、それは数字とロジック、そして情熱。現在勤務しているアメリカのように宗教・文化・人種が混然としているところでも、これは変わりません。

この講座では、世界の宗教・歴史・文化や日本と自社の構造問題というテーマについて、日本の第一人者と1年間、知的格闘ができました。それは、自分の見解の説明と説得のため、数字で事実を固め、ロジックを構築する貴重な訓練の場になったと思います。そして、ヒトをリードし、そこで成果を出すためには、まず自分自身の情熱の火が燃えていなくてはならない。そのことの大切さをこの講座で体得できたと感じています。

(2013.10 寄稿)

物事の本質を捉えるための軸を形成

西久保 克彦
住友商事株式会社
青果流通事業部 課長 輸入青果チームリーダー
(2010年冬)
※ご所属・お役職はご寄稿当時のものです

歴史や哲学、宗教、文化論に主軸を置く本講座は、スキル中心のビジネススクール的カリキュラムとは全く異質の内容である。これらの深い理解や見識なくして日本や世界で起こる様々な事象を的確に読み解く事は出来ないこと、現代日本人にはこの見識が致命的に欠落していること、そういった認識無きまま日本企業のグローバル化を語ることがいかに空虚なものであるかを痛感した。

重厚な課題図書を読み込み、一流の講師陣や共に切磋琢磨する仲間ととことん考え抜き議論を戦わせる過程で、日本人の原点を再認識し物事の本質を捉えるための軸が自分の中に形作られていく。これからの世界の見え方が間違いなく変わると実感できる素晴らしいプログラムである。

(2011.03 寄稿)

深く考え、「世界~日本~自分」をつなげるかけがえのない時間

真田 久仁彦
サッポロビール株式会社 
関信越本部マーケティング部 部長
(2010年冬)
※ご所属・お役職はご寄稿当時のものです

激動する現代世界で自らの立ち位置に自信を失いかけている日本人の一人として、この3カ月間は生涯かけがえのない経験であった。日本と他国の宗教・哲学・歴史を深く学ぶことで自分たちの思考や行動の「根っこ」を再認識しつつ、その強みや特性をどのように世界に発信すべきか、多様なメンバーで考えあうことができた。

巷にあふれる「ビジネススキル」を学ぶのではなく、まさに自らの「軸」を探求し確認することができる貴重な3カ月間であった。「深く学ぶ喜び」とともに視座を高くそして広く持つことの大切さに気づかせていただけた青天白雲塾に感謝したい。講座こそ修了したが「学びの旅」はまさに始まったばかりであり、さらに多くの史観や文化・宗教と出会うのが楽しみである。

(2011.03 寄稿)

私の支えになった変革への情熱

橋本 紀晃 Noriaki HASHIMOTO
株式会社東芝
執行役員上席常務
(2002年度受講・40歳代CEO育成講座1期生)  

2002年5月18日、本講座の第一期、第一回の講座がスタートした。私は、その時の高揚感、緊張感、期待感を今でもたびたび思い出す。主に土曜日を利用して活動した10カ月は会社生活では得られない貴重な経験だった。一流講師からの刺激、それまでは知ろうともしなかった大量の本との出会い、そして全人格をかけての「知の格闘」・・・・

このプログラムで培われ、他企業から派遣された仲間の方々と共有した「企業変革への情熱」が、事業企画、現法経営、コーポレート企画と仕事の内容は変わっても、私の会社生活の支えとなっている。

外からみる日本社会・経済・企業の閉塞感は、10年前以上に一層深刻であり、企業の大胆な変革なしには、グローバルな競争市場からの退場を迫られる。12年目の本講座が、ものごとの本質に迫り、グローバルに通用する、企業変革の担い手を育成されることを期待してやまない。

( 2012.10 寄稿)

もっと広く

松崎 隆 Takashi MATSUZAKI
ダイキン工業株式会社
取締役 兼 副社長務執行役員
(2005年度受講・40歳代CEO育成講座4期生)

技術の世界で生きてきた自分にとって、この講座はまるで別世界に飛び込んだような緊張と刺激の連続で、視野を広げるきっかけを与えてくれました。この講座はけっしてビジネスに直結したハウツーを教えてくれるものではありません。著作でしかお目にかかれなかった一流の講師陣の肉声にふれ、同期の仲間との議論を繰り返し、また、自ら企画し実地調査することを通して、物事を多面的に捉えて考えることの重要さを体感する場です。

この講座を卒業してから6年あまりが立ちましたが、世界は激しく変化しています。まだまだわからないことが多く、自分の未熟さを思い知らされる日々ですが、この講座での経験を活かし、問題の本質は何か、自分の立ち位置をどこに置くかを考えながら、「なぜ」と自問を繰り返すことが、自分の幅や深さにつながっていくことを確信しています。

(2012.10 寄稿)

知の格闘に学び、世界再生を目指そう!

森田 哲也 Tetsuya MORITA
株式会社リコー
執行役員 IP事業本部 事業本部長
(2008年度受講・40歳代CEO育成講座7期生)

第七期生が学んだ2008年はまさに世紀的不連続の年であった。私たち米国調査隊 “Team Liberty” は9月のリーマンショック後、11月に黒人初のオバマ大統領が誕生する一週間ほど前に、大学教授・弁護士らの識者や日系・西欧系・メキシコ系移民など約50人と米国復興について議論する機会を得た。そこには建国当時から受け継がれ、如何なる状況でも成功を信じる強かな上昇志向(Upward mobility)があった。

私たちは伊東俊太郎氏・安田喜憲氏・松岡正剛氏らより世界の宗教や比較文明論を広く学んだ後、現代の日米欧中が抱える国家・民族・社会・環境問題等の議論をベースに、日本の再生や自社が目指すべき姿を必死で読み解こうと”知の格闘”を交わしてきた。

いまこそ閉塞感が蔓延するなか、本講座で体得した”知の筋力”を武器に私たち卒業生が『日本の「復元力」』を発揮し、世界再生をリードする年としたい。

(2011.01 寄稿)

人間的魅力を磨く

杉本 雅史 Masashi SUGIMOTO
ロート製薬株式会社
代表取締役社長
(ご寄稿当時 武田コンシューマーヘルスケア株式会社 代表取締役社長)
(2009年度受講・40歳代CEO育成講座8期生)

この講座は、受身型ではなく参加型であり、逃避は許されない厳しい環境に10ヶ月間、身を置くことになる。しかし、そこから得られるものはとてつもなく大きい。

自分がどういう人生観、価値観を持って生きていくか、その土台となる教養、見識、志を磨き、自分をしっかり持った上で社会や事業の方向性を捉えることや、経営学のスキル以上に人間的魅力を磨くことの大切さを切実に感じさせてくれる講座である。 この講座で得たものを糧に今後経験するであろう、多くの修羅場、土壇場、正念場を凌ぎ成長していきたい。

また、同じ釜の飯を食べた戦友とでも言うべき素晴らしい仲間ができ、自分のネットワークが広がったことは何よりもの財産であり、今後の人生に大きなプラスになるものと確信する。

(2011.01 寄稿)

宗教・歴史や国家を深く理解することで無意識な「思考の癖」を読み取る

伊藤 尚志 Hisashi ITO
三菱UFJトラストシステム株式会社
代表取締役会長
(2007年度受講・40歳代CEO育成講座6期生)

米国は「民族のるつぼ」と言われますが、欧州は「国家のるつぼ」という表現がふさわしいのではないでしょうか。グローバルスタンダードという言葉では括れない多様性を感じます。

そこでは自らが判断し行動する為のぶれない軸の存在を問われます。講座ではまず日本人としての原点を再認識し、その上でボーダレスに拡大する資本主義に対応する座標軸を学びます。数十冊の課題図書と執筆者との白熱した議論を通して様々な問題意識をもつ仲間と切磋琢磨する場は緊張の連続でした。

海外ビジネスでは場を支配する思想、すなわち無意識な思考の癖を読み取らなければなりません。講座を通してその底流にある宗教・歴史や国家を深く理解し、経営に不可欠な判断力の礎を築けたことは大きな収穫でした。

(2011.01 寄稿)

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