「自覚と発見の場所」
執行役員 購買・物流部門長 兼 原料部長
2018年度受講・17期生
不識塾で学び、我々はレッテルを貼ってものごとを見ていることに気がついた。
最初のテーマにイスラームを選び、課題図書を読んだ上で塾生と討議を重ねた結果、過激・危険なのは、その一面に過ぎないと理解し、善意と寛容に溢れる本質に触れた。国内調査では遠野を訪ねたところ、辺鄙な里という先入観と異なり、実は文物の往来豊かな土地であることを知った。座学も重要、フットワークも重要であると改めて実感した。
わたしにとっての不識塾は、リベラルアーツの基礎を身につけ、ビジネスの込み入った場面に立ち向かう軸を育む場所であった。
(2020年9月ご寄稿)
「海図なき航海で生き残るために」
執行職 エレクトリフィケーションコンポーネント事業部長
2018年度受講・17期生
自動車業界もCASE領域で技術革新が加速し、100年に一度の大変革期の真っただ中にいます。まさに海図なき航海で、企業が大義を実現して世の中に貢献し、また企業そのものも持続的に成長して生き残るために何が必要でしょうか。
当然唯一無二の正解はありませんが、不識塾では人類がこれまでに積み上げてきた叡智の本質を学び、さらに様々な価値観をもつ仲間と意見交換し客観的に検証することで、自分達の判断、行動の確からしさを高めることができます。
私自身何物にも代えがたい経験をさせていただき成長を実感した教育でした。
(2020年9月ご寄稿)
「リーダーとしての「視座」「覚悟」そして「同志」」
執行役員 マーケティングプラニングユニット長
2017年度受講・16期生
中谷塾長の「自分のOSを見直せ」との言葉で始まった10か月。知の最前線の専門家との手加減なしの格闘の中で、常に突きつけられたのは「自分の頭を使って考えたか」「自分とは何者か」という問いでした。
議論の内容がビジネスにも貴重な示唆を与えてくれるだけでなく、大きく強靭な「視座」とリーダーとしての「覚悟」を獲得できる場でした。そしてこの活動は、様々な形で卒塾後も続き、ともに時間を共有した同志と共に、業界や企業をこえて、未来に向けて進んでいく大きな力となることを実感しています。
(2020年9月ご寄稿)
「日本化プロセスの探究」
取締役 専務執行役員 ソリューションシステム事業本部 本部長
2005年度受講・4期生
リベラルアーツの軸で、世界の動きに合わせて、日本の歴史、文化を鳥瞰していくと一つの共通項が見えました。それは、海外からの考え方、仕組みを取り入れながらも“したたかに”日本流に変容させてしまうということ、中谷塾長はこれを「日本化プロセス」と呼びました。
日本化プロセスは、日本人のアイデンティティにつながります。研修終了後も常にこのことが頭の中にあり、日本化プロセスを探究することで日本企業経営の大きなヒントが掴めると考えています。この研修お薦めです。
(2019年9月ご寄稿)
「リベラルアーツの学びから未来を構想する」
経営幹部 食料・生活産業本部CEO
2015年度受講・14期生
常識的な教養を改めて学ぶ場であるだろう、と気楽な気持ちで入塾しましたが、そこにはとんでもない知的格闘が待ち受けていました。師範の皆さんや多くの講師陣からの学びと刺激、また、かけがえのない仲間となった同期塾生との徹底した議論を通じて、「問う」ことの技術を身に着け、自分に何が足りないのかを炙り出せた貴重な10か月となりました。
自分自身の世界観を醸成し、未来を構想するための武器がリベラルアーツであり、卒塾後の今でも学びに終わりはないと考えています。
(2019年9月ご寄稿)
「日本企業の競争力の源泉」とは
執行役員 関東第一支店長
2017年度受講・16期生
私が不識塾を受講したのは、出光興産と昭和シェル石油が統合協議を進めている頃でした。
当時は、これまでの生い立ちや企業文化の異なる統合であるとして「水と油」とも言われておりましたが、私は、社員のベクトルを揃えていくための一つのヒントを「現代社会の課題を俯瞰的に捉えつつ、日本文化の神髄や日本企業の競争力の源泉を考え抜く」といった不識塾での学びから得ることができたと思っております。
“全社員で、経営ビジョンに掲げている「日本発のエネルギー共創企業」に魂を込めていきたい”
不識塾での経験は、そういう覚悟を抱かせてくれました。
(2019年9月ご寄稿)
知らない世界に興味を持つ
スカパーJSAT株式会社 取締役執行役員専務 メディア事業部門メディア事業部門長
(2002年度受講・40歳代CEO育成講座1期生)
私は不識塾(当時は多摩大学「40歳代CEO育成講座」)の第一期生として講座を受講致しました。何しろ、最初の期でしたので、まだカリュキラムがきっちりと定まっておらず手探りのようにも見えましたが、その分中谷先生はじめ講師の方々の「リベラルアーツ」へしっかり取り組むという意気込みは相当だったと懐かしく思い出します。これまであまり興味を持つことの無かった哲学、宗教、文明等に触れると共に、その本質を追求しようとする際に仲間と侃々諤々の議論をしたことは本当に良い刺激となりました。
仕事においても好奇心を持って知らない世界を知ろうとし、本質を求めて論理的な議論をすることは非常に重要だと認識しています。この講座は私にとって大きなきっかけとなりました。
(2018.9寄稿)
『日本発のグローバル企業』の経営者になるあなたに
執行役員 経営企画室長
(2008年度受講・40歳代CEO育成講座7期生)
「日本発のグローバル企業」を目指す企業は多い。ではその経営には何が必要か?米英子会社、本社での経験を踏まえ、私は、日本と世界を繋ぐコミュニケーションと相互理解・相互尊重、本社と子会社間での戦略の整合とシナジー創出と考える。それには彼我を知り、本質を見抜き、創造する力が必要だ。
不識塾では世界の宗教・文化で「相手を知り」、日本の文化・その強みで「己を知り」、講師との知的格闘で「本質を掘り下げ」、自社改革提言で「創造する」ことを学ぶ。日本発のグローバル企業を標榜する企業の経営者になるあなたに勧めたい。
(2018.9寄稿)
日々実感
常務執行役員 空調営業本部長
(2013年度受講・不識塾4期生)
営業として日々の出来事に忙殺されてしまう中で不識塾に参加しました。とても刺激的な10ヶ月でした。リベラルアーツとの出会いは初めての体験であり、日本文化の素晴らしさと西洋文明との違いについての理解が深まり、外国人の考え方の根本を知ることが出来ました。
市場環境が目まぐるしく変化し、グローバルスタンダードを勝ち取れるかどうかでビジネスの勝敗が決まってしまう時代にあって、日本(自社)単独でなく、欧米あるいは中国やアジアの国々(企業)との連携を図り、如何に有利に事を進めて行くかが経営には求められています。
まさに今、不識塾での学びの大切さを日々実感しています。
(2018.9寄稿)
真の経営者とは
取締役 専務執行役員 経営革新本部長
(2004年度受講・40歳代CEO育成講座3期生)
企業は、現在のような乱気流を操舵できる経営者育成に大変苦心しています。それは、資本主義と民主主義の関係がグローバル化によって厳しい状況になり、企業統治だけでなく市場や競争関係にも大きな影響を与えているからです。学歴が高い、教養があるというだけでは通用しないのはもちろんのこと、営業や財務、技術などいわゆる現場の専門家としていかに優秀であっても、それだけでは経営者としてもはや通用しなくなっているのです。
不識塾は、優秀な専門家と哲学や歴史観などの教養を企業目線で結び付け、真の経営者を育成する唯一無二の場であると、私は確信しています。
(2017.9 寄稿)