青天白雲塾
2018年9月13日

2018年度「青天白雲塾」第4回目 フィールドワーク結果発表会(8月28日)

講師
菅野 覚明 氏 東京大学名誉教授・皇學館大学教授

 「青天白雲塾」第4回講座(8月28日(火)実施)は、8月上旬に行ったフィールドワーク調査(テーマ「明治維新~藩・地域が維新に与えた影響」)の結果発表会でした。
 今回も7月11日の仮説発表時と同じく東京大学名誉教授で皇學館大学教授の菅野覚明先生にご出講いただき、受講者各チームの発表に対する講評と、総括となる講義「明治の精神―その光と影」をいただきました。

 企業混成のチームを組みそれぞれ福島(会津)、滋賀(彦根)、高知(土佐)、福井(越前)、佐賀(肥前)の各地域を訪問調査した受講者の皆さんからは、「書籍や文献を読んだだけではわからない、現地ならではの出来事の考え方・見方があり、物事を多面的に評価する必要があると感じた」「幕末時代・明治維新が近代日本にどのような影響を与えたか、考えることができた」「チームワークが醸成された」などの声が挙がりました。各チームとも受講者の皆さんのがんばりが成果となって表れた発表となり、菅野先生からもお褒めの言葉をいただきました。

 「青天白雲塾」はこの日で基礎講座「日本と世界の宗教、哲学、歴史、文化を学ぶ」を終え、次回から発展講座「未来の企業を構想する」に移ります。最終発表会で企業ごとに提言する「我が社が創造したい未来像」を構想するのに向けて、現代社会に大きな影響を与えた「近代」を再考し、21世紀社会のありかたをITと経済の持続可能性の観点から考察していきます。

(尾形雅子)

 

~受講生の声~

「菅野先生の明治史観について、非常に勉強になりました。日本を一つにするという目的での軍の統帥権を挙げられていましたが、後にその軍が暴走し太平洋戦争につながると考えると、歴史を検証すること、真実は何なのかを見つめることの難しさを感じます。東洋道徳・西洋芸術については、私は日本発の新しい価値観を日本人は世界に発信できるのではないかと考えます。外から入ってきたものを自分たちにうまく取り入れて陶冶することが得意なのが日本人ではないかと思います。」
[エネルギー]

「歴史というものがいかに虚構であるか、またその虚構を通じて勝者や敗者を作り上げてしまう物語が人に与える影響の大きさを、菅野先生のお話を通じて理解することができた。」
[建設]

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