不識塾

「真の経営者とは」

岐部一誠 Kazunari KIBE

前田建設工業株式会社
取締役 常務執行役員
経営企画担当 兼 事業戦略本部長
(2004年度受講・40歳代CEO育成講座3期生)

企業は、現在のような乱気流を操舵できる経営者育成に大変苦心しています。それは、資本主義と民主主義の関係がグローバル化によって厳しい状況になり、企業統治だけでなく市場や競争関係にも大きな影響を与えているからです。学歴が高い、教養があるというだけでは通用しないのはもちろんのこと、営業や財務、技術などいわゆる現場の専門家としていかに優秀であっても、それだけでは経営者としてもはや通用しなくなっているのです。

不識塾は、優秀な専門家と哲学や歴史観などの教養を企業目線で結び付け、真の経営者を育成する唯一無二の場であると、私は確信しています。

(2017.9 寄稿)

「学びを実践する」

立石真弓 Mayumi TATEISHI

株式会社NTTドコモ
執行役員 四国支社長
(2007年度受講・40歳代CEO育成講座6期生)

私が、不識塾(当時は、多摩大学「40代CEO講座」)を受講させて頂いたのは2007-2008年、リーマンショックの直前の時でした。不識塾の学びとリーマンショックは、前職銀行ではプロジェクトファイナンス業務、ドコモにおいても海外における資本提携業務を担当し、グローバル金融資本主義の世界にどっぷりだったそれまでの自分の価値観を振り返る機会となりました。この10年間、日本の各地を旅歩き、日本の伝統、文化を実際に見に行くことが習慣となりました。

本年6月に四国赴任となり、不識塾の学びを生かして、地域の立場から地方創生について取り組んで参りたいと思います。

(2017.9 寄稿)

「不識を胸に」

荻野明彦 Akihiko OGINO

株式会社大和証券グループ本社
常務執行役
(2013年度受講・不識塾4期生)

塾での醍醐味は、課題についての表層的な部分を剥がし、深層に入り込んでいく過程で、知識を選択しながら異なるバックグラウンドを持つ仲間と議論し、意見を共有していくところにありました。

プロダクトのライフサイクルが短命化している中、変化の激しい表層的な現象に惑わされず、本質を見抜いて対応していく姿勢はどこの企業でも求められます。

言うは易し。実践で答えが簡単に見つかるわけでもありませんが、いくら学んでもまだ足りない「不識」という文字を胸に刻み、今も発展途上の自分を、組織を鼓舞し続ける日々が続いています。

(2017.9 寄稿)

「経営基盤の礎を得る」

堀切 智 Satoshi HORIKIRI

日本通運株式会社 取締役 執行役員
(2004年度受講・40歳代CEO育成講座3期生)

『経営は厳しく、時として本当に苦しい。見えない先を見なければならない。方向を示さなければならない。従業員とその家族を守り、幸せにしなければならない。』

当たり前のこととは思いますが、執行役員となり地域経営の責任を負うことになって1年半、私の実感です。苦しい状況のなかでもがきながら10年前の講座を思い出すと、あのとき培われた「本質を追求する姿勢」と「当事者意識」は、今、経営課題に挑み、やり抜くための基盤として間違いなく活きています。覚悟を決めて、従業員とともに物流事業の未来を切り開いていくつもりです。このマインドセットこそが講座から得た最大の財産なのかもしれません。

(2016.10寄稿)

「不識塾での学びは終わらない」

溝上 俊男 Toshio MIZOGAMI

サッポロホールディングス株式会社 常務グループ執行役員
兼 サッポログループマネジメント株式会社 代表取締役社長
(2009年度受講・40歳代CEO育成講座8期生)

不識塾の参加は2009-2010年。世界が大きな変兆を見せる中、少子高齢化人口減少を迎える日本はどう生きるか、会社は、そして自分は、というマクロからミクロのテーマまで脳細胞をフルに動かす、まさに「知の格闘」が凝縮された時間でした。 そこでの切磋琢磨が今の自分を形成し、強く生きる源であるという実感が、日を追うごとに強くなってきています。

世界が次の秩序形成に混迷する中、人間社会の「本質」に迫り、如何にしなやかで強かな戦略で生き抜くのか。 不識塾での学びは、今でも毎日その問を突き付けてきます。「学び」は続いていくのです。

(2016.10寄稿)

「大局観と当事者意識」

八馬 史尚 Fuminao HACHIUMA

株式会社J-オイルミルズ
代表取締役社長
(2004年度受講・40歳代CEO育成講座3期生)

卒業して10年、研修で得たものの大切さを改めて実感しております。哲学、宗教を学んだことは、イスラム圏や米国に駐在してみて、彼我の差の根底にあるものを理解する上で非常に有益なものでした。また、研修旅行でモーゼが十戒を授かったと言われるシナイ山に中谷塾長と共に登ったのですが、難儀して登った先から見えた景色は「一神教」の原点を体感する上で、本当に貴重な経験でした。

その時は理解できていなくても、その後の経験の中で自分の言葉として気づきを得る場面が多々あり、その意味で下敷きとなる哲学、考え方の枠組みを学べることは実務自体を学ぶ講座との大きな違いかと思います。この講座で学んだことは記すと限りがありませんが、「無知の知」を持って謙虚に学ぶことの大切さを実感したこと、また異なる業界のメンバーと共通言語を持って交流出来る機会を持ち続けられたことは、大きな財産だと実感しております。

(2015.10寄稿)

「日常の延長にはない研鑽の場」

香曽我部 武 Takeshi KOSOKABE

大和ハウス工業株式会社 
代表取締役 専務執行役員
(2007年度受講・40歳代CEO育成講座6期生)

不識塾は私たちの日常の延長からは考え及ばない人と場をもって私たちを鍛え上げてくれたように思います。たとえば、一流の講師陣に圧倒されながらも、宗教、歴史、文明こそが、ビジネスの世界の基底をなしているということにも気づかされました。

夏の海外調査では砂漠化の進むアラル海のほとりに立って驚きました。車で進む私たちと同じ距離を毎日歩いて生活する人々。両替しようにも現地紙幣が不足するような町。無謀な成長政策が消滅させようとしていた世界第4位の湖。

座学もフィールドワークも、およそ自分の努力では用意できない非日常の研鑽の場の連続でした。予測のできないビジネスの海を、日本の企業としてどう進むべきかについての大きな示唆を得られたし、それを議論できる同期の友との交流が続いているのも非常に心強く思います。

(2015.10寄稿)

「”熟考”の末に壮大な夢が生まれる」

神原 里佳 Rika KANBARA

株式会社オリエンタルランド
執行役員 
(2013年度受講・不識塾4期生)

東京ディズニーリゾートが”唯一無二”の場所であるために、そして新しい感動を提供し続けるためには、先を見据えてどんな夢を描いていけるかが重要となります。

不識塾での最大の学びは、徹底した”熟考”と”熟議”で「物事の本質」を見極めていくことでした。歴史、哲学、文化とカリキュラムはユニークで多岐にわたりますが、一貫していることはあらゆる角度から日本や世界を深掘りし、徹底的に「物事の本質」を見極めていく力を磨いていきます。全く違った角度からの深掘りや仲間との議論の中で本質に迫っていく過程は、苦しくもあり、その分、達成感もありました。

10ヶ月にわたる”熟考”と”熟議”の経験が、今ではビジョンを描く上で非常に重要な下支えとなっており、また、組織を牽引していく自信へと繋がっています。不識塾での経験を生かし、将来の壮大な夢を描くためにも、知識の吸収と共に本質を見極める力を磨き続け、柔軟で瑞々しい発想力を鍛え続けていきたいと思います。

(2015.10寄稿)

「経営者の視座を得る」

鈴木 純  Jun SUZUKI, Ph.D.

帝人株式会社
代表取締役 社長執行役員
(2004年度受講・40歳代CEO育成講座3期生)

経営者に求められることは何か?究極、見えない将来を見据えて、会社が動く方向を決め、その目標に全社員が向かうようにすることだと、今は考えている。

では、見えない将来をどうやって見据えるか?様々な情報、具体的な事実をもとに、できるだけ個々の事象を抽象化して、高いところから遠くを見ること、平らなところからでは見えないものを見えるようにすることだと思う。高ければ高いほど、先が見えるということならば、次は、どうやってより高いところに登るかが鍵となるが、そのためには、世界の宗教、歴史、文化をふまえて、目先にある事実、情報を整理し、単なる数字や文章の裏にある大きな流れの方向性を捉えるようにすることだと思う。

いきなり高い山には登れないが、人間は訓練することによって次第に高い山にも登れるようになる。不識塾(当時はCEO 40’s program)での10か月は、まさしく、体力・知力双方の、この山登りの訓練を施してくれたものだと、今にして思う。

(2014.10 寄稿)

「グローバル経営の真髄」

黒須 聡 Satoru KUROSU

横河電機株式会社
取締役 専務執行役員
(2007年度受講・40歳代CEO育成講座6期生) 

売上海外比率が約70%、従業員数で見ても55%を超える当社にとって、グローバル経営を成功させないかぎり未来はない。私自身、全社の海外部門を統括する立場にあるが、その責任は極めて重い。特に、多様な文化や価値観を持つ世界各地のマネージャー達と円滑に意思疎通を図り、彼らの求心力を高めていくという困難な仕事をうまくこなさない限り持続的な成長は難しいと感じている。それは一朝一夕でなしうることではないにしても、「不識塾」で学んだ10ヶ月の研修の経験が大いに役立っていることは間違いない。

私が「不識塾」で求められたのは、まず日本人としての「自分の軸」を確立すること、さらに歴史や哲学、文明論などの学習を通じて、世界がいかなる原理で動いているのかという大まかな見取り図を頭に入れることであった。もちろん、それは決して簡単なことではないが、「不識塾」での研鑽で得た知見は何年たっても陳腐化するものではなく、むしろ、その後の様々な実体験が加わって一層深みを増してきているように感じている。

(2014.10 寄稿)

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