青天白雲塾
2018年6月19日

2018年度「青天白雲塾」開講講座(6月5~6日)

講師
島田 裕巳 氏 宗教学者


 2018年度「青天白雲塾」が開講いたしました。
 11月までの6ヶ月間で宗教、哲学・倫理、近代史、AIや持続可能な経済について学び、最終的には「我が社が創造したい未来像」をテーマに提言を作成して頂きます。

 今回は9社36人のご参加をいただいています。各社様とも選抜された人材を派遣して下さり、開講講座では切磋琢磨する前向きな雰囲気が醸成されました。

 開講合宿ではまず初日にオリエンテーションとして、アドバイザーの話やディスカッションやを通してリベラルアーツを学ぶ意義を理解していただくとともに、受講者が早期にお互いを知り合うためのセッションを行いました。
 少人数で何度も班を組み替えながらのワークを行う過程で受講者間の親交が深まったようで、初日から笑い声が響きました。一方で専門家であるアドバイザーの説明が始まるとピリッと空気が引き締まるなど、受講者の皆様の真摯な姿勢が表れていました。

 2日目は宗教学者の島田裕巳先生による宗教講座でした。島田先生からは各宗教の内容だけでなく、立場によって物事のとらえ方が異なり、私達が現在の社会のフレームの中で偏って物事を見がちであること、宗教を学ぶことは人間の価値観を知ることに他ならないことをご教示いただきました。このことは初日のオリエンテーションでもお伝えしたリベラルアーツを学ぶ意義に通じる部分でもあり、受講者にとって非常に印象的だったようです。この日は時間の超過を心配するほど多くの質問が挙がり、熱気あふれる議論が交わされました。「一方向からの“見方”を疑ってみることなど目から鱗が落ちた」「宗教よりも物事がすべて西洋の視点で描かれていると言われた事に衝撃を受けた」など、多くの気づきのある1日となったようです。

 次回は哲学の講座です。受講者の皆様は現在、チーム一丸となって難解な哲学書に取り組んでいらっしゃいます。

(尾形雅子)

 

~受講生の声~

「当初は緊張と不安でいっぱいだったが、研修が始まるとすぐにそんなことも忘れるぐらい、頭を働かせたり、他の研修生と議論したり、非常に充実した内容の濃い2日間だった。これまでの研修は受身の姿勢が強かったが、今回の研修は事前に課題図書を読んでいたこともあり、自分から学びたいという欲求が高く、気づけば自然と質問しているような状況にいた。また、共に学ぶ研修生については、年齢、性別、国籍、業種、職種もバラバラで且つ、皆さん意識が高いため、話していても非常にいい刺激となった。これから6ヶ月間、彼らと一緒に研修を受けることがとても楽しみである。」
[電機]

「自由闊達な意見が飛び交い、議論も白熱し、エネルギーに充ち溢れた雰囲気の中、大変刺激的な時間を過ごすことができました。宗教に関する考察は、合宿を通じてより深いものとなりました。宗教を学ぶということは、多様な価値観を学ぶことであり、このことは宗教だけにとどまらない多くの示唆を与えてくれているように思います。」
[建設]

「島田先生の話からは色々なことについて、違う見方があるということを認識させられました。伝統や歴史など、自分が当然そうであると考えていたものが実は違っていたという事実に、何物も鵜呑みにはせず、事実や背景を深堀することが肝要だと思いました。」
[システム]

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